記事引用元: https://www.military-spec-an.com/entry/DuitslandWAHHEN-SSCAMOSMOCKREPROused
今回は、1940年代のドイツ武装親衛隊リバーシブル迷彩スモックを分析します。
勿論、近年のモデル品なのですが、製造国や時期が全くわかりませんでした。
もしあなたがご存知ならば、優しく教えてください。
中古品ですが程度は良好ですよ!
目次
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1 ドイツ武装親衛隊リバーシブル迷彩スモック(Ⅲ型・モデル品・イエローグリーンタイプ)とは?
第二次大戦中のドイツ軍は、耳をカバーするヘルメット、Y型サスペンダー、個人用迷彩服、全自動と半自動が切り替えられる小銃を装備していました。
(時期にもよりますが…。)
これは、なんと各国が現在採用しつつある装備ですね。
つまり当時のドイツ軍は、各国より平均60年以上進んだ装備を支給していたわけです。
恐るべき軍隊ですね。
(何故戦争に勝てないのでしょう?)
特に支給された迷彩服は、その全てが戦後各国の研究対象となりました。
中でも武装親衛隊が支給した各種迷彩服は、ドイツオリジナルで非常に効果のある迷彩色調と迷彩パターンが特徴でしたね。
(近年でもロシア軍がそっくりそのまま採用していました。)
今回のモデルは、そんな武装親衛隊が支給したリバーシブルの迷彩スモックを再現したモデル品になります。
比較的厚い生地、春夏側のグリーンの色調が独特の一品です。
さてさて、それはどんなリバーシブル迷彩スモックなのでしょうか?
今回は、ドイツ武装親衛隊装備マニアのみならず、屋外で抜群の効果を発揮する迷彩服をお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
春夏側前面
春夏側背面
秋冬側前面
裾には春夏側の生地が巻き込まれていますね。
秋冬側背面
袖の生地は端末処理がされていないので解れていますね。
前合わせは紐で開閉
本来はコットンの丸紐なのですが、何故かマホガニーブラウンのナイロン紐が!
ウエストはゴムを内蔵
腰ポケット
両側にボタンあり。
ポケット内側の生地は、ライトグレイのツイルでした。
こういう生地もあったのでしょうか?
袖
緩やかなテーパー付き。
袖口は手首付近にゴムを内蔵
ヨーロッパに多く見られる野良着のデザイン。
生地の末端は処理されていて、簡単にはほつれないようになっています。
Ⅲ型なので肩や背面に偽装用のループが縫い付けられています。
脇の通気孔も再現
ボタンはパンツァーグラウのプラスティック製
こんなタイプもあったのでしょうか?
ボタンも交換したいですね。
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3 その特徴とは?
迷彩は、ホワイトの生地に
- 春夏側:ライトブラウン、ダークブラウン、イエローグリーン2種、ブラックグレイ
- 秋冬側:ライトブラウン、オレンジブラウン2種、ダークブラウン、ブラックグレイ
を用いて、複雑な斑点迷彩をプリントしています。
おそらく近年の製造と思われますがプリントの一部は掠れていて、いかにも「戦時急造」的な雰囲気を醸し出していますね。
迷彩パターンは、いわゆる「Fパターン」風なのですが、春夏側の構成色であるグリーンが「イエローグリーン」になっているのが特徴です。
(褪色している訳ではありません。)
生地はコットンのサテンに近いやや厚みのある丈夫な生地で、高級モデル品として出回っているアメリカ製とは全く違っていますね。
デザインは「Ⅲ型」です。
構成は、襟なし、腰ポケット×2、袖とウエストにゴムを内蔵、前あわせは紐で開閉します。
今回のモデルは、ナイロン製の紐が最初から付属していましたが、これが今回のモデルのオリジナルカどうかは不明です。
また各部に偽装用のループが縫い付けられているのも特徴ですね。
今回のモデルのポケット内側の生地は、薄いライトグレイのツイルが用いられていて、価格を抑えています。
(チャンスがあったら、リードグリーンのHBT生地に交換したいですね。😃)
全体的な縫製は、丁寧で正確な部分とそうでない部分が混在する、面白い仕立てです。
ただ中国共産党製品に比べて、真面目に製造されているの
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 不明
製造場所 不明
契約会社 不明
製造会社 〃
材 質 コットン
表記サイズ 表記なし
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
着丈 約74cm
肩幅 約55cm
身幅 約56cm
袖丈 約64cm
状 態 中古上品
官民区分 モデル品
入手場所 愛媛の専門店
入手難易度 2(やや困難)
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5 まとめ
今回のモデルを初めて見た時に、迷彩構成色の「イエローグリーン」に強い違和感を感じました。
…が、
「こんな色調のスモックもあったかも!😁」
と勇気を振り絞って購入しました。
(勿論、独身時代にですよ!…って、誰に言い訳しているの?)
今回、記事にすることができて、本当によかったです。
それはともかく、ほぼ正確に官給品の迷彩パターンを再現したこのモデルも、やはり屋外では絶大な効果を発揮しそうな迷彩ですね。
またリバーシブルで使用できるのも気が効いています。
無雪地域においては、通年で使用できる迷彩服と言えるでしょう。
このレベルならサバイバルゲームや野鳥観測のみならず、リエナクト(コスプレ)にも十分使用できそうですね。
ただ屋外で使用する場合、距離が離れると全く見なくなるので狩猟では十分注意しましょう!
(あと悪用厳禁です!)
残念ながら今回のモデルは、一時期に少数が製造されたもので、現在は入手困難です。
しかも製造国や製造場所を示すものが皆無なため、正体不明のモデル品迷彩スモックでもありますね。
それでも武装親衛隊迷彩スモック自体、人気のある迷彩スモックなので今後も不定期で製造されそうです。
(同じ会社とは限りませんが…。)
探しているあなたは、少し待ってみましょう。
どうしてもこのモデルが欲しいあなたは、後日この迷彩スモックもオークションに出品しますので、もうしばらくお待ちください。
今回は、製造国不明ながら面白い色調のドイツ武装親衛隊迷彩スモックのモデル品を分析しました。
いやー軍装品って、モデル品も本当に面白いですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
(20231105更新)
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参考:他のドイツ武装親衛隊迷彩スモックに関する記事はこちらです。⬇︎
他の武装親衛隊迷彩装備に関する記事はこちらです。⬇︎
他のドイツ軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
今回のモデルと類似した迷彩を採用したロシア軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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