記事引用元: https://www.military-spec-an.com/entry/SIZERANDSwoolserviceJKTlatemodeldeadstock
今回は、1980年代のスイス陸軍ウールサービスジャケットを分析します。
以前分析したスイス陸軍ウールサービスジャケットの後期型ですね。
より防寒に特化しているのが特徴です!
ある理由からデッドストックですよ!
目次
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1 スイス陸軍ウールサービスジャケット(後期型)とは?
現在、先進主要各国のみならず多くの国の陸軍用制服は、そのカラーがカーキ、グリーンそしてオリーブドラブが多いですね。
(最近は濃い紫…という例外も出てきましたが…。😎)
やはりそのカラーは「陸」を連想させることを目的としているようです。
ところが伝統的にグレーを基調としたカラーを採用している国がありますよ。
今回のモデルは、スイス軍が1980年代のスイス軍ウールサービスジャケットなのですが、やはりその生地のカラーはグレーでした。
でも初期型から比べると、その色調が変更されてデザインも一部変更されていましたよ。
さてさて、それはどんなウールサービスジャケットなのでしょうか?
今回は、スイス軍装備マニアのみならず、セミフォーマルな冬用軍物ジャケットをお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
背面
前面裏側
裏側のほぼ全面にレーヨン(?)のライニングがあります。
これで保温力アップですね。
背面裏側
襟周りレイアウト
前合わせはボタンのみ。
初期型にあったチンストラップと襟のボタンは省略されています。
2つのタグ
1985年度納入品です。
「27BB」はサイズですね。
エポレットはテーパーなしのクサビ型
ボタンで開閉。
胸ポケット
ボタンやボタンループはありません。
ポケット口はライニングと同じ生地で補強されていますね。
腰ポケット
こちらも胸ポケットと同様ですね。
パッチポケットからスラッシュポケットに変更されたのが後期型の特徴ですね。
ポケット内側の記事はライトカーキのコットンツイル製
ウエストのベルトキーパー
金属製でやはり後付けされていますね。
袖
やや湾曲していますね。
袖口はただの筒になっています。
ライニングは袖口手前まで。
初期型のように調整機能はありません。
背面裾中央にはスリットあり。
右裾付近の内ポケット
ボタンとループで開閉。
左胸の内ポケット
やはり向かって右側に開口部がありますね。
ボタンとループで開閉
エポレットのボタン(小)
グレイのプラスティック製
立体的なデザイン
内ポケットのボタン
濃いダークグリーンのプラスティック製
イギリス軍タイプの皿型ですね。
前見頃のボタン
初期型に比べて立体的でエレガントなデザイン。
グレイのプラスティック製。
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3 その特徴とは?
ウール生地はニュートラルグレーで、初期型よりもやや明るい色調になっています。
やや厚いですが、柔らかく織られているので着やすいですよ。
デザインは、エポレット付き、胸ポケット×2、腰ポケット×2、内ポケット×2で、裏側のほぼ前面にレーヨン製(?)のライニングがあります。
初期型からの変更点は
- 腰ポケットがスラッシュポケット
- 袖口が単純な筒
- ボタンがより立体的で刻印も変更
- ライニングをほぼ全面に装備
- 生地のカラーがやや明るいグレイ
ですね。
初期型(左)と今回のモデル(右)
全体的な縫製は、厚いウール生地ながら丁寧かつ正確で、スイス人の几帳面さを感じる良質な仕立てです。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1985年
製造場所 スイス
契約会社 スイス
製造会社 〃
材 質 ウール
レーヨン
表記サイズ 27BB
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
肩幅 約46cm
着丈 約73cm
身幅 約58cm
袖丈 約57cm
状 態 中古極上品
官民区分 官給品
入手場所 愛媛の専門店
入手難易度 1(容易)
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5 まとめ
裏側前面にライニングがあるので、より保温力が増していますね。
カラーがオリーブドラブやカーキなどに比べてグレイなのも素敵です。
(何しろ国防色という観点から拒否反応を示す方も一定数いらっしゃいますからね。)
グレイなら、ボトムは選択肢が多くてコーディネートに困ることもなさそうですよ。
カチッとしたデザインなので、勇気のある方はそれなりの場面での使用もできそうですね。
ファッションアイテムとしては使い勝手が良いのでは?
勿論、1980年代以降のスイス陸軍のリエナクトにも問題はありません。
嬉しいことに今回のモデルは、現在デッドストックが入手可能です。
…というのも、スイス本国では新型のウールサービスジャケットが採用・支給され始めているからなんですね。
余剰品となった本モデルは、その殆どが民間業者に払い下げられているようです。
勿論、大手通販サイトでも取り扱われていて、いつでも・どこでも・誰にでも入手可能ですね。
迷っているあなたは、これを機会に購入してみましょう!
私も自分に合ったサイズを、もう数着入手しようと思います。
(おいおい!)
今回は、少し前のスイス陸軍ウールサービスジャケットを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
(20240331更新)
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参考:同じくスイス陸軍ウールサービスジャケットの初期型に関する記事はこちらです。⬇︎
他のスイス軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の単色服に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の防寒装備に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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